「れっきとした」の「れっき」って何?

「れっきとした家柄である」「れっきとした日本語だ」などと、疑う余地がないほど確かなことや、身分や家柄などが立派で、その存在や価値が確かなものとして世間に重んじられていることを「れっきとした○○」と表現しますが、この「れっき」って一体何なのでしょう?

「れっきとした」は、「れき(歴)とした」に促音「っ」が入ってできた言葉で、この場合の「歴」には、明らかな、はっきりした、という意味があるそうです。そこから、祖先のはっきりした由緒ある家柄を「歴とした」と形容するようになったとのこと。

また、格式の高い家や人のことを「お歴歴」と呼びますが、「歴」が2つつながっていても複数人を指すとは限りません。