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久遠

久遠

仏教用語で「長く久しいこと」「永遠」というような意味を持ちます。

素直に「きゅうえん」と読む場合もあるようですが、辞書では「くおん」とされています。


くおん

「く」も「おん」も呉音と呼ばれるもので、日本に古くから伝わっていた読みです。そのため、仏教用語では呉音で熟語を読むことが基本なのだそうです。

ただ、桓武天皇が奈良時代末期に当時の中国(隋~唐の時期)の首都「長安」で発音されていた音をベースにした漢音を使うよう推奨したことから、公的な言葉の読みは漢音に変わっていきました。

この経緯から、新しい言葉や変化が受け容れられた読みは漢音のことが多く、「久遠」のような少しなじみが薄くて呉音の言葉は読むのが難しい場合があるのです。

ただ、当時の人がよく使っていた読みは呉音のままになっていたりもするようです(例えば、「上」を「じょう」と読むのは呉音です)。